再びサトシたちの元に現れたセレビィによって、ピカチュウたちのいる元の場所に戻ったサトシとニャヒート。そばにいたはずのガオやオーじいの姿はなく、困惑するサトシたち。しかしその手には確かに“ホノオＺ”が握られていた。無事に家に帰ってきたサトシたち。研究室ではククイ博士が少し焦げた「ポケモン超ワザ図鑑」と子どもの頃の写真を見つめていた。セレビィが繋いだ不思議な出会いは、やがてアローラリーグに繋がっていくことに…。

雨が降りだし、雨宿りするサトシたち。サトシは今まで経験したバトルをガオに話し、中でもポケモンリーグの話にガオは興味津々な様子。やがて雨があがり、オーじいの様子がおかしいことに気付く。どうやら、オーじいの頭の茂みの中で、羽が濡れたアブリーがからまっているようだ。サトシとガオはニャヒートとニャビーの力でアブリーの羽を乾かし、アブリーたちを助け、楽になったオーじいから、お礼に“ホノオＺ”をもらう。

一方、森の中ではサトシたちがアローラリーグに向けてバトルの特訓に励んでいた。ニャヒートとルガルガンのワザが激しくぶつかり合い、森に大きな衝撃波が。偶然その場に居合わせ驚いたセレビィは、とっさに「ときわたり」の力でサトシとニャヒートをどこかにとばしてしまう。そしてサトシとニャヒートは、そこでニャビーを連れた1人の少年に出会う。少年はサトシのＺリングを見て、自分の“ホノオＺ”を使い「ダイナミックフルフレイム」を見せてほしいとお願いする。ほのおタイプのZワザを使ったことがないサトシだったが、何とかZワザを成功させ、少年はZワザの威力に大興奮！大事な「ポケモン超ワザ図鑑」が少し焦げたことも気にしていない様子。

少年はサトシを「ワザキング」と呼び、ガオガエンの帽子をかぶっていた少年をサトシは「ガオ」と呼ぶことに。ガオはサトシにバトルを挑むも完敗。涙を見せるガオを励ますサトシ。そこへガオの友達の森のポケモンたちが集まってきた。中にはぬしポケモンのオーロットの姿も。ガオはオーロットのことを「オーじい」と呼んでいるらしい。

ククイ博士の家ではバーネット博士がクローゼットの整理中に「ポケモン超ワザ図鑑」に挟まっていた子どもの頃のククイ博士とニャビーの写真を見つける。当時、どこに行くにも持ち歩いていたお気に入りの「ポケモン超ワザ図鑑」に、懐かしい思い出がよみがえるククイ博士。