アローラポケモンリーグ準決勝第１試合。２体のポケモンで戦う準決勝で、カキとグラジオの残ったポケモンはお互い１体のみ。グラジオのシルヴァディに対しカキのバクガメスはＺワザ“ダイナミックフルフレイム”で決めにかかるが、Ｚワザが当たる直前、グラジオはシルヴァディをバクガメスと同じ“ほのおタイプ”にチェンジさせダメージを最小限に抑えることで攻撃を耐え抜いた。

ついにサトシとグズマのバトルが始まった。サトシは1体目にニャヒート、グズマはハッサムを繰り出すが、グズマはハッサムの“とんぼがえり”ですぐさまハッサムをグソクムシャに変更。タイプ不利なニャヒートはグソクムシャの“アクアブレイク”に大ダメージを喰らう。しかしニャヒートの素早い身のこなしと、サトシとのコンビネーションで着実にグソクムシャを追いつめていく。

Ｚワザを出し切り限界が近いバクガメスはシルヴァディに“ブレイククロー”でとどめをさされ戦闘不能に。激しいバトルを制し、決勝に進出したのはグラジオ！カキはグラジオに「サトシだけじゃなく、今からお前もオレのライバルだ！」と熱いエールを送る。その様子を偶然見ていたスカル団のボス・グズマは不愉快そうにその場を後にする。そんなグズマの姿に心配そうな表情を浮かべるスカル団のプルメリは、グズマの部屋に散乱していた準優勝や2等賞のトロフィーの残骸を思い出していた。

そしてグソクムシャは、ニャヒートの“だいもんじ”を前に勝手にモンスターボールに戻ってしまう。代わりにハッサムが突然バトルに出されるが、ニャヒートの“だいもんじ”をよける間も無く正面から受けてしまい、ハッサムは戦闘不能に。グズマはグソクムシャを再びバトルフィールドに出すと「ハッサムがやられたのはお前のせいだ」と激しく怒り狂う。予想外の展開を見せる準決勝第２試合。決勝戦に進出するのはグズマとサトシ、一体どちらか。

準決勝第2試合はサトシVSグズマ。試合前のサトシを鼓舞するマオたちと偶然通りかかったスカル団のタッパたちが「サトシとグズマ、どちらが勝つか」で激しい言い合いに。そこへグズマとプルメリが現れるが、グズマはサトシにククイ博士の姿を重ね無言で立ち去ってしまう。その頃、ククイ博士は以前「ポケモンリーグは俺がぶっ壊す」と宣言したグズマを思い出し、次のバトルに不安を募らせていた。