グラジオはサトシの連れているほしぐもを見て、ウルトラビーストなのでは？といぶかしがる。グラジオは、ウルトラビーストは人間にわざわいをもたらす存在だと考えていた。それはリーリエがポケモンをさわれなくなった原因に由来している。リーリエが幼いころ、ウルトラビーストにおそわれ、それ以来、ポケモンがさわれなくなったというのだ。

りっぱなルガルガンの姿を見ていると、ふいにリーリエの兄・グラジオのことが気になったサトシ。その瞬間、サトシたちはほしぐものテレポートで、ある場所に飛ばされる。飛ばされた先にはカイロスの群れが。おこったカイロスに襲われそうになるサトシたちが、何者かによって助けられる。助けたのは、なんとグラジオだった。

ルガルガンがサトシに体をあらってもらっている時に、おどろいたニャビーがたらいの水をひっくり返してしまう。そのせいでたてがみに泥がついてしまったルガルガンは、猛烈に怒り、ニャビーに襲いかかるが、サトシが体をはってとめる。どうもルガルガンは、じまんのたてがみを汚されるとどうしようもなく怒ってしまうようだ。

サトシのルガルガン、グラジオのシルヴァティでバトルをする。シルヴァティに攻撃され、池に落とされたルガルガンは怒り、サトシの言うこともきかず突進する。必死で止めるサトシ。なんとか怒りを鎮め、バトルを再開したが、結果はルガルガンの負けだった。グラジオは、「今日会ったことは誰にも言うな、特にリーリエには言うな。」とサトシに告げ去って行った。

ウルトラビーストを一匹のこらず倒すと決意しているグラジオ。グラジオがつれている、シルヴァティと呼ばれるポケモンは、ウルトラビーストをたおすためにつくられたポケモンだった。ウルトラビーストを危険な存在にしないというサトシ、グラジオの母がウルトラビーストを託したサトシ、いったいサトシとは…？疑問に思ったグラジオは問いかける。サトシは「バトルでみてくれ！」と答えた。