サトシがククイ博士やバーネット博士、ポケモンたちといっしょに市場へ出かけたところ、素敵な絵を描くマツリカという女性に出会う。マツリカはポケモンの気持ちを感じとることができるらしく、さっそくベベノムが絵を描くのが好きなことを感じとる。

どうやらベベノムは感情を絵にすることができるようだ。その夜、ベベノムは何かに思いをはせて、外へ飛び出し、空を見上げて泣きだした。そして次の日、スクールでとても悲しそうな表情で黒板いっぱいに絵を描きはじめた。

次の日、サトシはポケモンスクールの仲間を連れてマツリカを訪ねる。マツリカの描きかけの絵には、ククイ博士やバーネット博士やサトシ、そしてベベノムやピカチュウなどのポケモンたちが描かれていた。絵のタイトルは「家族の風景」。それを見たベベノムは嬉しそうに地面に謎の絵を描きはじめる。

その絵にベベノムの気持ちが溢れていることを感じとったマツリカは、アブリボンの力を借りて、ベベノムの気持ちを感じとろうとする。ベベノムの絵は良く見るとピカチュウのしっぽの形になっており、ベベノムはピカチュウのことが「スキ、スキ、ダイスキ」なようだ。

その絵について、サトシがマツリカに尋ねてみたところ、この絵からは悲しい気持ち、そして何か大きな使命のようなものを感じるという。家に帰ったベベノムは天井いっぱいになにやら絵を描きだした。それは、いつかウラウラ島のアセロラに見せてもらった本にあった「かがやきさま」にそっくりだった。